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きょうは風が強くてとても気持ちのいい一日でした。

 

いま、ドリトル先生を読み直してるんだけど、

やっぱり、面白いというか、独特な世界よね。

 

子ども頃に読んでて、

大人になって買い直そうと思ったら、

日本語訳が2バージョン出てて。

でも、よく見たら、

子どもの頃読んでいたのは、

なんと!あの!!井伏鱒二さん。

かの有名な『山椒魚』の方ですよ。

これはもう、新訳?じゃなくて、

井伏鱒二さんバージョンをと思って買ったわけです。

 

で、きのう読み終わったのが『ドリトル先生の動物園』の巻。

最後のあとがきを見てみたら、

これまた素敵な、畑正憲さんが書いてらっしゃる。

ムツゴロウさんですよ、ムツゴロウさん。

で、あとがきを読むと、

ムツゴロウさんにはお嬢さんがいるらしいのだけど、

小学生のときに、家族で1年間、無人島で暮らしてるの!!!

衝撃的。

 

あとがきで衝撃を受けるとは。。。

 

そしてもう一つの驚きが、

このドリトル先生の挿絵は、全部、

作者のヒュー・ロフティングさんの自筆だったこと。

ムツゴロウさんのあとがきを読むまで気が付かなかった!

まだまだだなあ。

全部の挿絵にサインがあるんだよ。

 

これだけでも、

新訳を買わないでよかったとつくづく思いました。

Wikipediaでちらっと見たところによると、

「オシツオサレツ」という動物の名前は、

新訳では「ボクコチキミアチ」になっているとのこと。

ちなみに原文は、push me, pull youという意味の、

Pushmi-Pullyuと書かれているらしいんだけどね。

押しつ押されつ、ぼくこっちきみあっち、

どっちも素敵だけど、オシツオサレツの記憶が鮮明過ぎて。

 

日本語訳でここまで変わっちゃうんだから、

本当に不思議よねー、と思っていたら、

朝のラジオで、

角田光代さん訳の源氏物語が出たと紹介されていた。

おおー、源氏物語なんてザックリとも説明できないわ、

と思って、読んでみようかしらなんて思って調べてみたら、

上巻で3500円(税別)とのこと。

 

ううううううーん。

下巻も同じくらいってことよね。

 

むーん。

悩もう、悩もう。

いつか文庫になるかな。

 

それまでは、

ドリトル先生池波正太郎大先生シリーズを、

何度も読み返すことにしましょうか。

 

面白いのかなあ、源氏物語

ともあれ、読みたい本があるというのは、

とてもしあわせなことだね。