いちょうの木の足元に落ちている銀杏は、
木に選ばれなかったものたちなのだ、
という話を聞きました。
実を大きくするために、なのか、
木を大きくするためになのか、
落とす実を木が決めるんだって。
そして、
落ちた実は踏まれて、臭いと言われる。
では、われわれが食べている銀杏は、
落ちたものなのだろうか。
木から取ったものなんだよね、きっと。
なんてことを考えてしまった。
そして、マングローブの話も教えてもらった。
マングローブは、海辺で生きるために、
1枚の葉に塩分を集めるのだそうです。
だから、そのうち、その葉っぱは枯れちゃう。
そうして、次の葉、次の葉といくらしい。
己を犠牲にしてでも種を守る、ということ?
神さま仏さまなら、
まず自らが進んでその役を引き受けなさい、
と言うのだろうか。
植物にだって感情はあるだろうに。
選ばれたら悲しい気持ちになるのかな。
名誉なことだと思うのかな。
とか思ってしまうのは、まだ邪念が強いな。
なんてことを思いながら、
じゃあ、お主はいかがする、とも考えてしまう、
お誕生月の始まりなのでした。
行ってきまーす!